堤防釣り

ハリのサイズがポイント!江東区の小名木川・横十間川でハゼ釣り

投稿日:2017年9月19日

2017年9月18日(月) 小名木川・横十間川(東京都)

晴れ 中
干潮9:55 満潮16:32

9月に入ってすっかり秋めいてきたなと、朝晩の涼しさと虫の鳴き声に夏の終わりを感じてたら。。

朝から暑いじゃないですかっ!笑

昨日までの台風が雨雲たちを吹き飛ばし、台風一過、風はまだ残っているものの、朝から雲一つない晴天となった9月18日。9月も半ばを過ぎたというのに気温30度を超えてます。

3連休最終日の好天、以前から気になっていた小名木川(おなぎがわ)・横十間川(よこじっけんがわ)でのハゼ釣りに行ってみよう!と思い立ち、手持ちのスピニングタックルに袖針やアジ針を用意し、近所のスーパーでベビーホタテを購入していざ出陣!

今回は食べる目的での釣りではなく、リサーチを兼ねて「ハゼってどれだけ釣れるの?」を探りに、僕ひとりで釣行することとなりました。

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【小名木川・横十間川 クローバー橋】

クローバー橋横の
江東区スポーツ会館

【仙台堀川】

タックル、仕掛け、エサ

今回のタックルは、オカッパリでのハゼ釣りにもかかわらず、シーバスジギング用のスピニングタックルをチョイス(笑

いいんです、いいんです。竿と糸とハリとエサさえあれば、さかなは釣れるんです(笑

他の釣り人たちはリールの付いていない、竿先に糸が結ばれた1.8m~3mくらいのノベ竿を使っている人を多く見かけたのですが、僕はいつもの調子で、

1.さかなのいるところに
2.エサの付いた針を届ける

ことさえできれば何でもOK!ということで、手持ちのタックルで行くことにしました。

持参した仕掛けセット。
たったこれだけ。

小物釣りでの定番。
アジ針と袖針。

仕掛けも手持ちのありものを工夫して使用。

 A.PEライン(0.8号)
→B.スイベル
→C.ナイロンリーダー(手元にあった4号を30cmくらい)+中通しオモリ
→D.スイベル
→E.市販のハリ(ハリス5cmくらいにカット)+ガン玉

の構成で、「C.ナイロンリーダー」に昔バス釣りで使用していた適当な重さのワームシンカー(中通しのオモリ、1/4oz:約7g)をセットして底を取りつつ、「E.市販のハリ」は5cm程度の超小型ハゼを意識して袖針2~3号アジ針3~4号をセット。底取り+アピールを意識してハリスにガン玉と蛍光ソフトビーズをセットして臨みました。
ただ、アピール用に付けたビーズはあってもなくても良いかも。それとオモリはワームシンカーである必要はなくて、エサが底に沈めば何でも良いです。それこそその辺に転がってる石ころを結び付けても(笑

今回使用した仕掛け。至ってシンプル。

 

エサは茹でて売られていたベビーホタテの貝柱部分を5mm幅くらいに適当にほぐして、ハサミで小さくカットして、針先を少しだけ出すようにセット

ちなみに実釣の感想からいうと、この釣りはあんまり細かいことは気にしなくても良いみたいです。それに市販のベビーホタテなら、1日遊ぶのに1個で十分足ります。実際半日弱の釣りでしたが、使用したのはホタテの貝柱の半分程度でしたから。
ただ、外気にさらしたままだと水気がなくなってパサついてしまうので、ビニール袋かタッパーに入れて乾かないようにした方が良いですね。
また、ホタテのヒモ部分は堅くてハリ持ちは良いんですが喰いがあまり良くないので、貝柱部分を使用した方が喰いは良いようです。

久々の自転車オカッパリだったこともあり、手持ち荷物を極力少なくして臨んだのですが、今回重宝したのがこのプライヤー「ダイワ(Daiwa) プチ プライヤー 110H ナイト」。
手のひらサイズで持ち運びに便利なうえに、はさみ、プライヤー、ハリ外しの機能を備えていてとても便利です。
特に、飲み込まれたハリを外すのに大活躍でした。僕の場合、堤防での小物釣りでも愛用しています。タックルボックスに忍ばせておいて損はないかも。

ダイワ(Daiwa) プチ プライヤー 110H ナイト



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釣りするときのマナーって?

13時過ぎに自転車で小名木川のクローバー橋に到着。橋の近くにある水門から勢いよく流れ出ている水は、相変わらず泡立っていて少々鼻をくすぐります。

真夏のような炎天下を避けるため、橋の日陰部分が近い場所を選んで竿を出すことにしました。

竿を出したのは炎天下。
人間は左側の日陰で待機。

 

釣り開始後、しばらくすると早々に置き竿の竿先がビクンビクンと反応あり。
上げてみると、来ました来ました、早速ハゼくんのお出ましです。

10cm弱のハゼくん。
早々にお帰りいただきました。

 

想定通り、ちっちゃなハゼが針掛かり。ちょっと黒めの魚体です。
今日初のさかな、ボウズクリアということで早々に川にお帰りいただきました。

ホッとしたのも束の間、さらに2匹ほど追加した辺りで、どこからともなく親父さんと子供二人の家族連れがやってきて、何の声掛けもなく、僕が釣っているポイントで道具を広げて釣りを始めました

「なに、なに、なに!?割り込み!?そこ、糸垂らしてるんですけどっ!」

あまりの自然な流れにちょっと面喰らいましたが、そこは大人な対応(笑
その場は静かに譲って、別の場所に移動することにしました。
(どんな釣りでも「となり空いてますか?」とか、「となりで釣りしても良いですか?」くらいのひと声はあってもいいと思うんですけどね~。ましてや子供は大人の所作・振る舞いを見てますから。「釣りするときのマナー」を考えさせられるひとコマでした。)





 

ハゼたちは湧いて出てくる?

自転車でしばし移動し、気を取り直して豊住橋の辺りで再度釣り開始です。

ここでは目視で底の状態まで確認できる水深(50cm~1.2mくらい)で、さかながエサを喰らう姿を見ながらの、いわゆる「サイトフィッシング」です。大小織り交ぜ、とは言いつつせいぜい最大で12~3cm程度ですが、そこかしこにハゼの魚影が確認できます。

早速投入すると、ハゼたちが寄ってたかってエサにアタックしてきます。エサのベビーホタテが見えなくなる(=ハゼが咥え込む)と同時に竿を上げると見事に針掛かり。7cm程度の小さなハゼです。なるべくさかなに触れないように濡れタオルで掴んで針外しし、即リリース。

桟橋の上で釣りをしたのですが、桟橋の片側で釣り、反対側で針を外してさかなをリリースし、また反対側で釣りをする。これをひたすら繰り返す感じです。

5cmに満たないハゼさえも捕らえる袖針アジ針
そして、ベビーホタテ貝柱とワームシンカーの集魚力

まさにハゼたちが沸いて出てくる感じでしたね(笑

5cm~15cm程度の
ハゼたちを釣りまくり。

結局、移動後のポイントでは15時過ぎくらいにスタートして17時前までの2時間弱で60匹以上を釣ることになりました。半日マジメに集中してやれば束釣り(100匹以上釣ること)もイケるんじゃないか?って勢いでした。

おわりに

今回あらためて思ったのは、

1.釣りたいさかなのサイズに合わせてハリのサイズを合わせること
2.さかながいるところにエサの付いたハリを持っていくこと

がとても重要だということです。
ある意味当たり前なことだとは思うんですが。。

そしてもうひとつ分かったのは、ハゼは目が悪いのか、嗅覚がイマイチなのか、エサよりも先にワームシンカーにアタックしてくるということです。
先に落ちてくるワームシンカーを突きにきた後に、エサに気付いてホタテに喰らいつくというところを何度も目にしました。
君ら、大丈夫かと(笑

でもこれって、よくよく考えてみるとジグとかサスペンドミノーとか、あるいはディープクランクとかの底付近でアピールできるルアーでハゼが釣れるってことですよね?
というか、ハゼが喰えるような小さなジグやプラグってあるんでしょうか?メバルやカサゴなんかの根魚用とかですかね。
ちょっと見繕って今度チャレンジしてみようと思います。

小名木川のクローバー橋辺りはハゼ釣りのメッカらしく、噂に違わずその魚影の濃さには驚きでした。
ボラやセイゴが、目に見えるところのそこかしこにいるんですが、ハゼについてもホント、どこからともなく湧いて出てくるような感じでした。

今日も身近なところで新たな発見多々だったということで。身近な自然に感謝!



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■筆者プロフィール
1970年代生まれの団塊ジュニア世代
妻、長男とともに都内在住。
子供のころのフナにはじまり、ブラックバス、ライギョなどの淡水の釣りを経て、海釣りへ。
たのしく釣りを」を第一に、フィッシングライフを満喫中。