ボート釣り

相模湾葉山ではじめての手漕ぎボート釣り

投稿日:2017年2月5日

2016年8月7日(日) 葉山フィッシングセンター(神奈川県)

晴れ 中潮
干潮13:05 満潮6:39

大磯港での釣りデビューから約1年を迎えた息子にとって、堤防釣りにもマンネリ化の波が少しずつ押し寄せ、「違った釣りもしてみたい!」なんて声が聞こえてくる中、今回は思い切ってレンタルボートでの釣りを決行!

乗合船ではまだまだ体力的にきびしいだろうと思い、ある程度自由が効く手漕ぎレンタルボートでちょっとだけ沖に出て、堤防ではお目にかかれない魚をゲットしよう!という腹積もりです。

云十年前に、滋賀県の西の湖(琵琶湖の隣にあるこじんまりとした湖)でバス釣りするために手漕ぎボートで釣りをしたことはありましたが、海での手漕ぎボートははじめて。

いろいろ調べて、情報量が豊富だった葉山・森戸海岸の葉山フィッシングセンター(HFC)から出船することにしました。有料ですが、沖の特定箇所に設置されているブイまでエンジンボートで送り迎えもしてもらえるようです。

はたしておさかなさんたちは微笑んでくれるのか?




【相模湾 葉山フィッシングセンター】

タックル、仕掛け、エサ

基本的にいつもの堤防釣りと同じタックル構成で全3セット、変わりありません(笑

変更点といえば、コマセカゴをサニーカゴに替えて船釣り仕様にしたこと、オモリを少し重めにしたこと、くらいです。
ボートという限られたスペースであることから、ショートロッドの取り回し重視で、コマセマダイ等で使用するハリス3mー10mといった長ハリス仕掛けは使用しませんでした。

エサもいつものアオイソメ、アミコマセ、アサリに加え、差しエサ用にMサイズのオキアミを持参しました。

1.コンパクトロッド+カワハギ用胴付き(全長1m)+オモリ15号

2.ベイトタックル+カワハギ用胴付き(全長1m)+サニーカゴFLマーク2+オモリ25号

3.スピニングタックル+カワハギ用胴付き(全長1m)+サニーカゴM+オモリ25号

 

釣り方

「ボートといっても、結局は船釣りだよね?」ということで、基本的に乗合船でやってるような釣りを踏襲しました。

1.アサリ仕掛け・アオイソメ仕掛けは、たまにオモリで軽く底をたたいて誘いを入れる
アサリむき身を堅い水管から針通しした後、ひねってやわらかい部分へ針通しして軽くまとめて、オモリで底を軽くたたくように誘いをかける。アオイソメ仕掛けも誘いは同じような感じ。

2.アミコマセ+オキアミ仕掛けはコマセを段階的に撒きながら、差しエサを同調させる
オキアミの尾をカットして、針にまっすぐ刺して、オモリ(コマセカゴ)を底まで落とし、着底後すぐに1m(仕掛けの長さ分)巻いて竿を1回大きくアオル。(コマセ撒き第一弾)
もう1m巻いてまた竿を1回大きくアオル。(コマセ撒き第二弾)
そして待つ。

手漕ぎボートはやっぱり体力勝負

7時前に葉山フィッシングセンターに到着し、受付でお金を支払った後、乗船までの流れの説明を受けつつ、乗船札と釣り場のポイント図を受け取ります。
どうやら砂浜からの乗船ということらしく、クルマを指定された場所に停めた後、釣り道具一式を降ろして砂浜へ。クーラーボックスと釣り道具一式を持って歩く砂浜は、なかなかに手ごわかったり。。こういった、ちょっとしたことで運動不足が露呈してしまいますね。

砂浜に着くと、案内されたボートに釣り具を積み込み、ボート先端部分につながれているロープを曳航用エンジンボートに連結して待機します。別のボートが僕らのボートの後部に連結し、また別のボートがそのボートの後部に連結し、と、数珠つなぎになるように連結されていきます。
この前後の船との連結は意外と手間取るため、前後の船の方に声掛けをしながらするのがちょっとしたポイントかもしれませんね。

何艘か連結された後、ゆっくりとしたスピードで沖のブイ向けて出船、かるがも親子の行列よろしく、連なって沖ブイを目指します。そして沖ブイ到着後は、いよいよ各々思い思いのポイントへ手漕ぎ移動開始です。

まずは赤い鳥居のある名島付近を目指してひたすら手漕ぎ、手漕ぎ、手漕ぎ。。ほんの目と鼻の先に見えるのに、意外と体力使うなあと運動不足を痛感します(笑
何とか名島付近にたどり着き、アンカーを適当に降ろして釣り開始。

手始めにアオイソメ仕掛けを投入すると、早々にアタリが。
軽くアワセて挙げてみると、あいさつ代わりのカワハギくんのおでましでした。

この名島周りは、海底に根があって変化に富んでいるようで、仕掛けを降ろすとたまに根掛かりします。

あいさつ代わりのカワハギくん

ちょっとした朝の時合いか、小一時間ほどの間でカワハギが何枚か釣れ、息子も飽きてきたので別のポイントへ。

とはいえ、はじめての船頭。
船宿で渡されたポイント図を頼りに、「だいたいこの辺りか?」なんて感じで適当に船を止めてはアンカー降ろして釣ってみて、ダメなら少し移動してまたアンカー降ろして釣ってみて、の繰り返しです。

いやはや、それにしても手漕ぎボートはハード(笑

それにポイントがよくわからない(笑

ポイント図上の配置と、陸地にあるランドマーク(目印となる建造物)の見える角度を頼りに、だいたいの見立てをしながらポイント移動しましたが、魚探など目に見える確たる証拠がないため、根掛かりするかしないかとか、海藻が引っかかってくるかなど、実際の海底の変化を感じながら、探りながらの釣りでした。
むかしの漁師さんたちはすごいなあと、妙なところで感心してしまいました。

途中、結構な引きをするアタリがあったのですが、残念ながらハリス切れ。
こうして移動を繰り返しながら、たまにアジフグベラが釣れる時間帯がありましたが、釣れた魚種としては結局堤防での釣りの延長で終了となりました。



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おわりに

はじめてのボート釣り、それなりに釣れて楽しむことができましたが、いやはや、疲れたー(笑

運動不足を痛感、変なところに力が入っていたからか、体中筋肉痛です。
しかも手のひらにマメまで。。

普段の堤防釣りでは、魚種関係なく純粋な「釣る楽しみ」を求めてゆる~い釣りをしていますが、それは特定魚種を狙った釣りでいう、いわゆる「エサ取り」「外道」たちと戯れているということでもあります。

今回のボート釣行は、結果的に堤防釣りの延長、外道たちとの戯れとなりましたが、フグベラなどの「エサ取り」に混じって、お刺身サイズのカワハギアジが釣れたので、まずは良かったかなと。何かしら釣れれば、それはそれで楽しいですから。

とはいえ、陸地に見えるランドマークとそれらとの距離感を頼りにポイントを探るってのは、かな~り難易度が高いですね。それに幅を広げるという意味で次回ボートでやるときは、乗合船仕様の長ハリス仕掛けも使ってみようと思います。

ちなみに余談ながら、折り畳みバケツを2つ持参したのですが、トイレのないボート釣り、海上での用足しに重宝しました。

あと、子ども用の酔い止め事前に用意しておいて正解でした。



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■筆者プロフィール
1970年代生まれの団塊ジュニア世代
妻、長男とともに都内在住。
子供のころのフナにはじまり、ブラックバス、ライギョなどの淡水の釣りを経て、海釣りへ。
たのしく釣りを」を第一に、フィッシングライフを満喫中。